私が培ってきた「人」「味覚」「感性」などを基に、最高の冷凍海産物をお届けします。
日本海と中国山地に挟まれ豊かな自然に恵まれ、海の幸豊かな鳥取県は鳥取市。
門脇屋本舗では、自社船で水揚げした海産物を主に、地元山陰をはじめ全国より選りすぐりの海産物のみを取り寄せ、加工販売しております。
新型コロナウィルス感染拡大による事業転換
元々実家が飲食業でしたので、幼少期より食材/料理に触れて生きてまいりました。
料理/食材/飲食業は自分の根幹にあるのですが「仕事にすると「好き」だけではやっていけない」ということが良くわかっており、未だ本業としてはおりません。
広告代理業を21年、コンサルタント6年、IT機器設定販売5年、学生寮経営4年、など、自身のできることの延長を仕事にしております。
2019年新型コロナ感染拡大により大きく世の中が変わり、人の動向/消費が劇的に変化。
「人が出歩いて物を探す時代」→「殆どがネットの中で完結してしまう時代」に一気に進み、超効率化IT社会になりました。
そのため、人の流れは大きく減少し、地元である鳥取に来る観光客などの数は大きく減少。
今までずっと本業は広告代理業でしたが、費用対効果の無い広告はクライアントに対して営業できません。今の時代、地方の店舗に対して、無料で効率的に営業できるインスタには勝てないのです。
それらの理由により、今まで提案していた手法での広告代理業はもう未来が無いと判断し、メインであった広告代理業を縮小することを決意いたしました。
人生の折り返し地点で見つめ直したこと、趣味を仕事に
2020年で40歳になりました。
人生もちょうど半分の曲がり角。子供も成人し、お金とステイタスを追いかけるのにも飽きてきていました。そのタイミングでの新型コロナです。
この機会に「好きな事を仕事」にしてしまおうと、船を買って「遊漁船/釣り船」を開始しました。中学生から今まで続いている唯一の趣味が「釣り」です。
その後、釣れた白イカが手に余ったので加工場を作りネット販売を開始。
そのまた延長で、船をトレーラーで牽引して琵琶湖、日本海、太平洋など全国の海で漁を行い、各地で知り合った漁師/船から魚を取り寄せ 「水産物加工販売」を開始して、今に至ります。
水産市場の現状と、自身の思い
現在、市場に流通している水産物の多くは
①一番安い(価格)
②わかりやすさ(脂、味、量、用途の広さ)
③リスクが少ない(食中毒、日持ち)
だけを考慮した、はっきり言って最低ランクの魚達です。
ですが、それらは総じて消費者側の総意とも言えます。現代は「コスパ」が最重要なのです。
基本的に、水産物は成長年/大きくなるに連れて旨味が出ます。
コスパ重視でスーパーに並んでいる魚は、その魚としては50%以下のポテンシャルしか引き出していないものが殆どです。
私の勝手な価値観ですが、人も物も、「評価されずに消える」こと以上に、不憫なことは無いと考えております。
一人でできる範囲ですが、「可能な限りその魚の本当の価値を伝えていくこと」というのが自身の根底にあり、それを実現できるよう、精進する日々で御座います。
食材、料理、食べるということに対する思い
もともと、代々農業(梨と米)畜産(和牛繁殖)、両親は飲食業の家に生まれ、今まで食材と料理にはずっと携わって生きてきました。
料理も好きで、幼少期より家族の食事を作ってきましたし、現在も学生寮の食事を3食毎日作っています。
平均よりも食への見識があったため、本業の広告業/コンサル業の顧客は飲食店(ミシュラン星付き含む※)が多く、それらの店が今の主な顧客です。
※いやらしいですが、顧客が大衆店だけでは無いという判断基準として加えさせてください。
地元の同世代の料理人達と任意団体も作っており、食材の勉強会や、子供向けに食文化の普及にも努めております。
このような人間が作る水産物加工品で御座います。
何卒、よろしくお願い致します。
店主 門脇 秀星